カカオ99%ってよー

会社で海外旅行のオミヤの激甘チョコを頂いた。
劇物です(((( ゛△゛ ))))) 。
およそ今の日本では売られていないテイストです。
ねっとりとしたコクのある甘さと、カカオを微塵も感じさせない「チョコレート風味」の砂糖の塊。
どうしてここまで甘くするのか意味不明です。
近世辺りの欧州ではお菓子は甘ければ甘いほど高級品で美味、と思われていたようですが、まさかその名残を未だに引きずっているのでは・・・と思ってしまいますよ。


そうかと思えば、最近の日本ではチョコレートがどんどんカカオ濃度を増しています。
2,3年前まではカカオが70%を越すものなど、輸入品か製菓用くらいしかなかったと思うのだが・・・。
それがどうしたわけだか去年年末あたりから、濃度がどんどんエスカレートして99%にまで上り詰めたからビックリですよ。
でもはっきり言って美味しいと感じるのは75%前後までかな。それをこすと苦味の方が強くなり、口どけもイマイチ、なにしろ後味が悪くなります。
だって99%なんつーたら、ほぼ・・・豆味ですよ。
(正確には種味ですが。)


そもそも、カカオは元々はインカ帝国でスパイスを入れ薬として飲まれていたものを、欧州で砂糖を入れて飲みやすくしたのですよ。更にローストしたものを固めて、食べ物にしてミルクを入れたり、フルーツやナッツを加えて美味しくお洒落なものにしてきたわけじゃない。
それをさ、あにが悲しくてわざわざ不味くして食するわけさ。
もう薬と割り切って口に入れる覚悟が必要な物体になっている。


しかも何処かひとつの菓子メーカーが始めたら、ほかもこぞって「高濃度カカオ塊」を作り出した。なんで同時期に同じものつくるかなーヽ(`△´)/ 。
もっと創意工夫しなさいよ。
先祖返りと言えば都合よく聞こえるけど、なんだかなーと思う今日この頃です。